2007/05/28

digmeout.netと木野下円

浪人時代にある雑誌をジャケ買いした

digmeout〈04〉

表紙のイラストがとてもキャッチーで、ひたすらポップで、めっちゃ可愛い
完全な一目惚れだった

この愛くるしいキャラクターは木野下円によって描かれている

この彼女はdigmeoutという企画によって知名度を上げるキッカケを得た

アートする大阪のFMラジオ局「FM802」が行っているアートプロジェクトが、「digmeout」です。これからの活躍が期待される若きアーティストたちを「digout(発掘)」して、局のビジュアルに積極的に採用。局の制作するポスター、ステッカー、番組ガイドなどの媒体などを通じて作品を紹介しつづけています。2001年7月には、アーティストたちを広く全国・世界に紹介するアートブック「digmeout」を創刊。現在4号まで発行されています。「digmeout」は日本全国はもとより、広く海外にもリリースされており、すでに多くの海外アーティストやエージェントからも様々なオファーが舞い込んでいます。この「digmeout」の創刊を契機に、このヤングアーティスト発掘プロジェクトは世界レベルで注目を集め、「digmeout」で特集された作家の中からは、全国区で活躍するスタークリエイターが次々に生まれてきています。


このプロセスはCuration2.0と言えるかもしれない
美術館はどこにも出てこないし、権威の存在もない

ラジオという媒体によって知名度を高めたdigmeoutは、視聴者の層が絞り込める点にネットとの類似点を多く見つけることができる
興味のある人に興味のあるコンテンツをぶつけてやれば効果は大きい
簡単なことだ

そして、何よりもdigmeoutから大きな仕事へステップアップしている人がいることが勇気を与えてくれる(中村佑介enaなどが最たる例である)

この道しるべが、ラジオベースなのに対して、ベースが何もない状態から如何にして同じ土俵に立つか
それを考えるのは難しくも楽しい

テクノロジーによって拡張された個人の力
それを信じて進んでみよう