2007/06/01

「INDEX #3 経験の効用」展

場所はココ↓↓



「INDEX」展は2005年に京都造形芸術大学の運営するアートスペースARTZONEで第一回目が開催されました。2006年には、ARTZONEに加え、トーキョーワンダーサイトでの展示を行い、第3回目の今回は、さらに規模を拡大し、京都展は京都精華大学のアートスペースshin-biも加わり、京都展二カ所、東京展一カ所の計三カ所で開催されます。出品アーティスト10名は殆どが80年代生まれの20代の若手アーティストです。また、この展覧会は若いアートマネージメントを志す者が、同年代のアーティストの展示を行う試みとなっています。


と、こういう趣旨の企画展

その中から特に印象的だった2人の作品をピックアップしてみたい

「INDEX #3 経験の効用」展-3

「INDEX #3 経験の効用」展-4

タイルに描かれた美しいエメラルドグリーンの点と線
ネットワーク論への強い興味がこのノードとリンクによって構成されている作品に対して、ポジティブな評価をする結果となっているかもしれないが、そもそもの、色使いや素材の選択という点に作者のセンスの良さを感じた

「INDEX #3 経験の効用」展-2

「INDEX #3 経験の効用」展-7

この作品は視点が好きだ
ピアノを演奏している映像と共に出展されていて、インスタレーションと絵画の中間に位置するような作品だ
テーマの設定や世界観の統一性からは作者の戦略的なアートという一面を感じることができる
その決意のようなものが、この作品を他の作品との違いなのだろう

作りたいものを作るということが芸術だと考えられている状況を村上隆は真のアートではないと語っているが、その点において、この2作品は際立っていた
どのような戦略、思想によって考えられているのかを、実際に連絡を取って聞いてみたいと思ったのものが、素敵だと感じたこの2作品である


「INDEX #3 経験の効用」展